ゆびをふるバトル 超簡単育成解説

ゆびをふるバトルは戦闘が運なので、プレイヤーが介入できる要素は努力値振りと持ち物のみです。結果を出すためにはここで工夫をすることが非常に重要なため、初心者が差をつけるためにはどのような育成をすべきか解説します。

 

努力値振り

厳密にやると複雑なため、以下のツールを使うことをお勧めします。

耐久調整ツール|ポケモン徹底攻略

 

例として今回はカイリューで調整していきます。

 

  1. 素早さの努力値欄に12を入力する。

  2. 攻撃の努力値欄に252を入力する

  3. 攻撃の実数値が10の倍数になるまで減らす(画像の場合180)

  4. 性格を「ゆうかん」にする

  5. 攻撃を受ける比率を特殊25%になるように調整する

  6. 耐久調整ボタンを押す


出来上がりです。簡単ですね。

ということで細かい解説をするので興味のない人は持ち物欄までスキップ推奨です。

 

まず、S12振り調整ですが、これは4振りの相手に先制することが目的です。ゆびをふるは基本的に先攻微有利ですが、大量の努力値を割くほどの価値はないため12振りにして大量にいるであろう4振りの相手を抜く程度にとどめるのがベストだと思います。

 

Aの調整ですが、これはいわゆる11n調整です。実数値の効率がよく、コスパの良い調整であるためこちらを推奨しています。Aは最重要ステータスですが、実数値1の差が大きな影響を与えるというわけではないため振り切らずに他のステータスもバランスよく上げた方がよいです。耐久×火力がそのポケモンの総合値なのでバランスよく上げた方が強くなりますが、ターン数がかかると事故率も上がるのでこのくらいがベストかと思います。

 

耐久調整は複雑なのでツール任せにしました。物理技と特殊技の比率は3:2程度なため、特殊技40%程度にとどめるべきだと思う人がいるかもしれませんが、実際には攻撃>特攻のポケモンが環境に多いので物理技のダメージが高くなり、このくらいの比率になります。

 

※ガチ勢の間でも諸説あります。

 

持ち物選択

ルールで制限されるケースがあるため、以下の優先順位で使用可能な持ち物を選択するのがよいと思います。

 

  1. くろいヘドロ
    毒タイプのみ毎ターンHPを1/16回復する。長期戦になりやすいゆびをふるバトルにおいて毎ターン回復できるという効果が強力なのは当然として、わるいてぐせを利用してアイテムを奪う相手にも対抗できるというのが大きい。
    使えるポケモンのパワーは抑えめなので、あくまでもポケモンを決めてから持ち物を決めること。

    ※ゆびをふるでトリック、すりかえは出ません。

  2. ゴツゴツメット
    接触技を使った相手に1/6のダメージを与える。
    倍率が非常に高く、強力な接触技にリスクをつけることで下振れを抑えられる、試合時間を短くできるなどの利点がある。

    相手が接触技を使う頻度はおよそ3ターンに1回程度なため、期待値では食べ残しに劣るが、誤差レベル。

  3. たべのこし
    毎ターンHPを1/16回復する。
    長期戦になりやすいゆびをふるバトルにおいて毎ターン回復できるという効果は強力。ただし、わるいてぐせで奪われた場合は負けに直結するのでそこは慎重に考える必要がある。
  4. しんかのきせき
    進化前のポケモン限定で防御・特防が1.5倍になる。
    倍率がすさまじく、デメリットもないため非常に強力。
    ランク上昇と違って急所でも無視されないため、安定性も高いが、定数ダメージだけは軽減できないため、わるあがきが飛び交う環境では相性が悪い。
  5. ブーストエナジー
    特定のポケモンに持たせた場合、HP以外で一番高い能力が上昇する。
    (素早さのみ1.5倍、他は1.3倍)
    つるぎのまいのようなランク上昇ではなくステータス上昇なのが優秀で、発動したらいかなる方法でも打ち消すことはできない。その上デメリットが皆無で奪われることもなければ発動を阻害されることもない。
    倍率こそ控えめだが、それを加味しても余りあるメリットがあるため使用価値は高い。

  6. こだわりハチマキ
    同じ技しか出せない代わりに攻撃が1.5倍になる。
    同じ技しか出せないデメリットを気にしなくてよいのは強い。
    ただし、ターンを跨いで攻撃する技(げきりんゴッドバードなど)を引いた場合不発になるという仕様があり、これらの技の性能の高さを加味するとかなりパワーダウンする。
    のろわれボディが使用可能なルールの場合、わるあがきに補正がかかるため対抗手段として有用。
  7. 混乱木の実(マゴのみを推奨)
    HPが1/4以下になると最大HPの1/3回復するが、苦手な味だと混乱する。
    条件を満たせずに倒せるおそれはあるが、1発ごとのダメージが低いゆびをふるバトルにおいては高確率で発動するため十分無視できる。
    ただし、むしくい、やきつくすと言った木の実に干渉する技は多く、これらを引いて持ち物を無効化される(ないし利用される)ケースは結構起こる。
  8. アッキのみ(未解禁)
    物理技を受けると防御が1段階上がる。
    木の実であるため混乱木の実同様に発動を阻害される恐れはあるが、発動が早いためリスクは低い。
    ただし、発動条件の都合上HPが減った状態で発動するため、軽減できるダメージは大きくないこと、ランク上昇を無効化、ないし無視する手段がいくつもあることを踏まえると恩恵を十二分に受けられる機会は多くはない。
  9. じゃくてんほけん
    抜群の攻撃を受けると攻撃・特攻が2段階上昇する。
    発動時の恩恵はすさまじく、抜群技にリスクを付けられるというのも含めて強い。
    ただし、発動しなかった時は実質持ち物なしになる上、発動した時に大ダメージを受けて恩恵を受けられずに倒されることもあるため、耐久が高く弱点が多いポケモンにしか使えない。
  10. オボンのみ
    HP1/2以下になると1/4回復する。
    発動が安定しており、効果自体も安定しているが少し物足りない。
    混乱木の実の発動率を考えると期待値で上回る場合が多いため、低耐久なポケモンに持たせる選択肢があるくらい。

  11. いのちのたま
    攻撃技のダメージが1.3倍になるが、最大HPの1/10の反動を受ける。
    ダメージが低くなりがちなゆびをふるバトルにおいては反動が大きすぎるため、使い物にならない。
    ただし、特性マジックガードポケモンに持たせる場合はデメリットを無視できるため強力無比な道具となる。

  12. メンタルハーブ
    メロメロ、アンコール 、いちゃもん 、かなしばり、ちょうはつ、かいふくふうじになった時回復する。使うとなくなる。
    一度きりだが、即死級の技を防げるというのは強い。とは言え発動機会は多くはないため、使うとすればのろわれボディポケモンが使用可能かつたべのこしやゴツゴツメットが使用不可なルールくらいだろう(そんなものはあまりない)。

この辺りから選ぶのがよいかと思います。